法人向け名刺で好まれるパターン3つ

法人向け名刺が個人向けと比較して一番違うところは、言うまでもなくそれが会社の印象の全てを背負うことになるという点です。どのような肩書の人であれ、外部に向けて自社の名前が刻まれた名刺を差し出すということは、その人自身のみならず、名刺自体がその後の会社の印象を決定づける可能性があると言っても過言ではないでしょう。「デザイン」というものを考えるとき、自由な発想や遊び心は大切な要素になりますが、それが法人向けのものとなった場合は、顧客に与える印象や影響抜きにデザインを考えることはできません。新進気鋭の大企業であれ、初めて名刺を作ろうとしている小さな個人店舗であれ、法人向け名刺を作ろうとするならば、「自分が何を伝えたいか」と同じくらい「お客様や取引先が自社に何を求めているか」を念頭に置き、デザインを考案しましょう。

会社コンセプトと顧客ニーズの両方を考える

法人向け名刺で好まれるパターンのひとつは、会社のコンセプトがはっきりと表れているものです。例えば高級な商品を扱う企業の名刺がいかにも低価格の用紙に安っぽいデザインであった場合、また、子供向けサービスを扱っている法人名刺が、いかつい筆文字で構成されていた場合、取引先やお客様はどのような印象を抱くでしょうか?このように逆説的に考えると解りやすいのですが、好まれるパターンとは嫌われるパターンの逆を行くこともでもあります。ターゲット層に訴求するための要素を入れ込んだ名刺もまた、好まれるパターンのひとつですが、会社のコンセプトを落とし込むことは、顧客のニーズや取引先の信頼感を得ることと、ほとんど同義と言っても過言ではないでしょう。このふたつのパターンは、言わば両輪のようなもの。法人向け名刺を作成する際には是非抑えておきたいポイントです。

可読性を優先し、必要な情報をきっちりと詰め込む

法人向け名刺に求められているものは、言わずもがな「その会社の情報」と「会社に属している担当者の肩書やプロフィール」です。詳細な個人情報などは、受け取った方が必要であれば取引やお付き合いの中で補足してゆくものですから、名刺に記載する必要はありません。無駄に多くの情報を詰め込みすぎるよりも、まず「見やすさ」を追求し、少しでも相手が名刺を必要と感じている時の手間を軽減するくらいがちょうどいいのではないでしょうか。そういった意味では、視覚的に情報を伝達しやすい似顔絵や顔写真が入ったデザインも好まれるパターンのひとつです。こうしてまとめてみると、好まれる法人向け名刺のパターンは「会社のコンセプトをきちんと表現できている」「顧客のニーズや取引先の信頼感を考慮している」「見やすく情報伝達が行き届いている」といった基本的な要素を押さえているデザインと言うことができるのではないでしょうか。